赴任先オフィス初日での、挨拶と自己紹介。あなたの英語は、現地スタッフにどう映るでしょうか。 また、その内容はどんなものがふさわしいでしょうか。
赴任初日を想像してみてください。
・どのような自己紹介が求められるか、また、シナリオの組み立ては?
・どういった英語表現を用いるか?
・避けるべき自己紹介はどんなものか?
・上司に話しかけるときは、ファーストネーム?ラストネーム?役職名はつける・・・?
といったような疑問が、ひょっとして浮かんだかもしれません。
今回はまず、英語での頻出表現についてご紹介したいと思います。
そして次回は、どのような自己紹介が求められるか、すなわち自己紹介において持つべき意識や、
シチュエーション別の具体例についての記事を予定していますので、
是非、そちらもご覧いただければと思います。
Hello? Hi?上司はなんと呼べばいいの?
Helloが、Hiと比べると比較的丁寧な印象になることが多いです。
初対面の相手、目上の方、取引相手にはHelloを、フォーマルな状況ですとHow are you today?等が良いでしょう。
同僚には普通はHiですが、今回は初対面というこで、Helloです。今後距離感が縮まって行くと、Hiに移行していく感じです。
課長職のマイケル=ジョーダン氏は、「マイケル課長」か?「ジョーダン課長」か?
一般的な欧米社会での、日本における「マイケル課長」は、
Hello, Michael.
つまり、Hello + ファーストネームでOKです。
相手が社長であったとしても、ファーストネームです。
目上の方や初対面の方ならHelloですが、
同僚の方なら、Hi + ファーストネームになるでしょう。
自己紹介の基本表現
・My name is ~
My name is ~ か、I’m ~ と迷うかと思いますが、
My name is のほうが、よりフォーマルです。
また、自分の名前もフルネームで伝えたほうがしっかりした印象になります。
・いつ入社したか
Enter ~ (~に入社する)
Join ~ (~に入社する)
Get into ~ (~に入社する)
時系列を表す表現
〇〇 years ago(〇〇年前に)
・どんな仕事を担当してきたか
Work through ~ (~で働く)
Be in charge of ~ (~を担当する、~の責任者である)
Be assigned to ~ (~に配属された)
Moved to ~ (~に異動した)
Then(それから)
Next (次に)
・プロフェッショナルな部分は何か
I was in charge of ~ (~担当でした)
I was engaged with ~ (~関連の仕事をしていました)
I specialize in ~ (~を専門にしている)
・最後にユーモアを
前記事のとおり、ユーモアは「あればいいな」というより、むしろ「必須」事項です。
とは言うものの、ユーモアのセンスが優れている人はともかく、最初から外国語で洒脱なユーモアを繰り出すのは相当至難の業。常にアンテナを張って、つかみのネタ準備に意識を向けてコツコツと積み上げていきましょう。
この辺りのことを話すと長いので、また別の機会に紹介させていただきます!
「Sorry, My English is bad.」はNG!
しかし、英語が苦手な事は伝えておくこと
日本人が陥りがちなワナですが、単純に「My English is bad.」とだけ伝えるのは、正直微妙です。
まず、もしあなたの英語力が十分でないならば、それは話した瞬間即座に相手に伝わります。
「英語は苦手です(ごめんなさい or なので配慮してください)」という忖度とも謙遜ともとれる表現。
日本的感覚ではアリかもしれませんが、オーストラリアだと「へ~下手なんだ。でもなんでそれ言うの?」と思われてしまったり、下手すると「え?下手って言い訳から入って、やる気無いの?」とまで思われてしまう危険性すらあります。
しかしながら、英語に困難があるという前情報を伝えておくことは重要です。
自分の現状を認めつつ、解決していくために皆の協力を仰ぐという前向きなマインドセットを示すことが重要になります。
ネガティブな面をあらかじめ前面に出すのではなく、現状を認めた上で、良い仕事を一緒に進めて行くための姿勢をポジティブに示すことが今後に繋がります。
その一例として、
I might have some difficulties in English, so it would be great if you could help me with it.
(英語に関して多少の困難があるかもしれませんが、皆さんのお力をお借りできればと思います!)
といった表現が考えられます。
繰り返しになりますが、「申し訳ありません、私は英語が苦手です。」だけでは、相手に意図するものとは違った印象を与えてしまう可能性があります。
目を見ずに、作文の棒読みはNG。人間同士のコミュニケーションであることを忘れずに!
オフィシャルな場での自己紹介。緊張のあまり、相手の目を見ずに棒読みで作文を読むといったことは避けるようにしましょう。
伝えたい内容を箇条書きでメモしておくことがおすすめです。
極端な例を言えば、
作文の棒読みのような、人間同士のコミュニケーションを放棄した自己紹介より
Profession is Management!
I learn , your Work!
といった、不器用ながら熱い姿勢を示した方がが相手の心に響きます。
まとめ
あいさつや、上司の呼び方については、日本的感覚をそのまま持ち込まないこと。
頻出の表現は頭に入れておくこと。
何を専門としているかをはっきり伝えること。
やはり、ユーモアが必要。準備すること。
英語力に不安がある場合は、その旨を伝えたうえで、必ず前向きな姿勢を示すこと。
今回は自己紹介の基本表現についての記事でした。
次回、「自己紹介 その2」では、自己紹介におけるマインドセットと、
各シチュエーション別の自己紹介についてご紹介したいと思います。
自己紹介は、日本語でも緊張してしまうものですよね。
慣れない英語での自己紹介でも、きちんと準備さえすれば、素晴らしいスタートのきっかけになります。
どうか良い駐在生活が始まりますように!
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