シチュエーション別4パターンの自己紹介

自己紹介は、その状況や、受け手に沿ったものではなくてはなりません。

今回はそのマインドセットと、具体的シチュエーションに応じた自己紹介の例を、4つの類型にカテゴライズしてご紹介いたします。

 

自己紹介に求められるマインドセット

部長二人組。左はワイン好き、右はビール好き。いかにも・・・。

 

最も重要なことは、相手にとって役に立つであろう情報を提供するという心掛けです。

あなた自身が持っている無数の属性や来歴から、そのような「相手にとり役に立つ情報」を取捨選択していくことが必要となります。

 

例えば、

「こんにちは!オーストラリアの空は綺麗ですね!

私は東京生まれの東京育ち、1982年12月生まれの、自由を愛するいて座。

血液型はB型です!よろしくお願いします!」

 

といった自己紹介は、ビジネスの一般的シチュエーションにおいて、NGではありませんが、もう少し相手にとって役立つ情報提供をした方が良いのは言うまでもありません。

 

 

「こんにちは!私は5年前この会社に入社しました。

まず最初に、リテール部門にて営業を担当した後、本社に異動しました。

本社では、生産工場の管理部門に3年間在籍し、生産現場に関してあらゆる業務に携わりました。

英語には多少の困難はあるかもしれませんが、皆のご協力をいただき、全力を尽くしていければ
と思います。

よろしくお願いします!」

 

・・・こちらはどうでしょうか、自分の来歴から、相手に何を提供できるかを率直に伝えていると思います。

 

また、相手に何を提供できるか伝える。それと同時に、相手にとって、ふさわしい情報を、無数の「自分が何を提供できるか」から抽出し、いかに自己紹介に織り込んでいくかについて考える事も重要です。

 

もし取引先に対する自己紹介なら、自分が本社からの駐在員であることを明示し、本社と現地での橋渡しをしている旨を中心に伝えたほうが効果的な自己紹介といえます。

 

相手が必要としている情報は、それぞれの状況に依存しますが、今回は大きく4つの類型にカテゴリ分けしたうえで、以下に具体的なシチュエーション別の状況を見ていきたいと思います。

弊社主催のオフィシャルイベント。こういう場では、オフィシャルな挨拶が求められることも。

 

自己紹介、4つの類型

 

・社内で簡潔に自己紹介


ここでは、社内での一対一の簡潔な挨拶を想定しています。

基本的に、オフィス内の大勢を前にして、「さあ自己紹介をどうぞ!」というタイミングでなければ、自分がどのような経歴をもっているかについて、唐突に話す必要はありません。

自分の名前を伝え、アイコンタクトに気を配りながら、握手(前記事をご参照ください)をし、

「お会いできて、嬉しいです。一緒に働くのを楽しみにしています。」

程度の挨拶で十分です。

ですが、社長や部長を前にした自己紹介の合、自己の経歴を含めたオフィシャルな自己紹介をしなければと考えてしまうこともあるかもしれませんが、聴かれてもいない自己の来歴を突然語りだすのは、不自然です。(もちろん、質問された場合は別です!)

英語での具体的表現は、

Hello, I’m Yuji.

I’m looking forward to working with you

といったものになります。

 

・社外で簡潔に自己紹介


前述の社内で簡潔に自己という状況なら、「一緒に働けて嬉しいです」といったような、ある程度の近しい距離感を伴った表現でしたが、今回の社外自己紹介(簡潔)ということであれば「一緒にはたらけて嬉しい」というより、具体的にはその社外の人物に対してビジネス上の関わりについて意識し、その点について「お世話になってます」という視点から挨拶を展開することになります。

 

例えばロジスティクスを外注している業者の方に対してなら

「いつも、円滑な倉庫管理していただき、お世話になってます」

といったものでしょう。

英語表現的には

Thanks always for your support – your logistics management has been helping us a lot!

といったものになります。

 

・社内でオフィシャルに自己紹介


まず、この場合のオフィシャルという状況は、きちんと自己紹介するようにお膳立てしてもらい、複数人に対して挨拶をするといったシチュエーションになります。

 

パーティや歓迎会、または人事異動の際の皆に対する挨拶といった状況が考えられますが、この場合先ほどの「簡潔版」のようにさらっと二言三言で済ますというわけにもいきません。

私の場合、以下のような挨拶をしました。

 

It’s a pleasure to meet all of you – my name is Yuji – and my last name is Hidemura.

(みなさん初めまして!Yujiと申します。苗字はHidemuraです。)

 

I entered Yamaha 5 years ago, starting off from working at a Piano factory, then became a sales staff of Pianos and digital keyboards at a retail shop in Tokyo for about 2 years.

(ヤマハには5年前に入り、ピアノ工場で働き始め、東京の小売店で鍵盤楽器のセールスマンとして2年ほど勤務いたしました。)

 

Then I was sent to Asia Pacific Division, being in charge of XXX management for about 1 and half years.

(そしてアジア・パシフィック部門に異動、XXXを1年半ほど担当いたしました。)

 

I guess I am with some knowledge that could be helpful for Yamaha Australia. It will be my biggest passion in Australian life to maximize my contribution to this business here – unless the passion for seeking the greatest burger exceeds the other one.

(ヤマハ・オーストラリアの手助けになる知識をいくばか持っていると思います。オーストラリアの生活において、ビジネスへの貢献をできるだけする、という情熱は大きな位置を占めると思います・・・バーガーを探す情熱の方が上回るかもしれませんが。)

 

Thank you.

(よろしくお願いいたします。)

 

The Bottle of Milkという名のバーガー屋。ここのNelsonという名のバーガーは絶品。

 

このように、自分がどの程度の社歴があり、何に従事したか、何を得意にしているかを明確に述べ、最後にユーモアでしめくくりました。

これから、赴任先オフィスでどういった分野で活躍していけるかについては、オフィスの皆が一番注目している事柄だと思います。

そうそう、オフィシャルといえども社内なので、自分の趣味などを少し自己紹介に添えてもよいかもしれません。

 

・社外でオフィシャルに自己紹介


社内オフィシャルでの自己紹介では、自身の来歴を語るというものでしたが、

社外オフィシャルの自己紹介では、自身の来歴をかたることは、基本的には無いでしょう。

(もちろん、相手会社に対して重要なファクターである場合を除きます)

ここで意識すべき事柄は、相手の業務に関して、自分自身が役に立てる要素を簡潔に述べることです。

例えば、

「本社からやってきたYujiと申します。Taroの後任で、本社と現地のリエゾン(連絡役)を行っていますので、何か私にできる事があればおっしゃてください」

といった感じです。

英語表現は、

Hello, my name is Yuji – I am the successor of Taro, a lieson between here in Australia and the Headquarters in Japan. Let me know if there’s anything I can do to help you.

といった感じになります。

メルボルン中心地の交通システムは基本トラムです。社外の人と会う時は基本車だったので、あまり使いませんでしたが・・・^^;

 

まとめ

・社内オフィシャル・社内簡潔・社外オフィシャル・社外オフィシャル
といった状況に応じた自己紹介を意識すること

・自分が相手に提供できる価値を、簡潔に言うこと

・相手にとって有用な価値を考慮すること

 

 

いかがでしたでしょうか。

駐在員は、非常に多岐にわたるビジネスパーソンと関わりを持ちますので、

今一度、自己紹介とその意味について考えを巡らすことは、大切であると思います。

 

次回は、急な仕事の割り振りや残業に対する考え方について、

文化の差と、具体的な交渉方法に関してご紹介したいと思います。

ではまた!


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