おいっ!セルを!結合するんじゃねぇ!

今日はちょっと一息つこうと思います。

直径60cmだったかのピザ。Alice Springsにて、二人の友人と。

 

管理あるあるだと思うのですが、そのフラストレーションと解決策を一つ。

 

わたしは、報告資料作成のため、本社作成のエクセル調査票フォーマットへの回答をオフィスの皆に一斉に依頼、回収するという業務を時折実施していました。

その中で一人、印象深い人物がいたので思い切って紹介してみようと思います。

 

フォーマットに沿ったエクセル調査票提出を依頼したところ

E氏はセルを結合して提出!


E氏はセルを結合して提出!一応注意書きでは「フォーマット変えないでね」って言っているんだけどな、、、

 

セルの形が変わると、計算式が崩れてしまって他ファイルとの統合ができなくなるので、自分でセルを解除して数値を入れなおすということをチマチマとやった後、彼のデスクに行って、「来月から、こんな感じでやってね~。今回はオレの方で修正しておいたから」という話をしに行きました。

 

ですが翌月・・・

 

まさかの同じ現象が!!

 

こりゃちゃんと話をしないといかん。そう思い、再び彼のデスクに行って、説明。

 

フォーマット、こっちの方が見やすくないですか?

という返答が。

 

まぁ確かにそうなのかもしれない。彼にとっては・・・。

ただ、本社報告のためのフォーマットというものもあるので、それはやってもらわないと困るのだよ。。。

 

そこで私は、本社指定のフォーマットの通りに数値を入力しなければいけないのかを、彼が持った「なぜ」に対して説明をしました。

 

・セルを結合してフォーマットを崩してしまうと、他方にある計算式がうまく機能しなくなること。

・他のエクセルファイルとの連携もおかしくなり、正しい数値が出力されなくなってしまうこと。

 

といった事柄を順を追って説明したところ、幸いながらE氏は私の説明を素直に聴いてくれているようでした。

 

そして翌月


こういう説明をしたら、さすがにもう大丈夫だろう。

 

そもそも、エクセルを知っていることを前提としていた自分も、相手に合わすことができていなかったのかもしれない。

 

やっぱりオープンなコミュニケーションと気づきが重要だな。とか思っていたのですが、

 

 

・・・やっぱりセルが結合されている!

 

 

あれー!だめだった!どうしてー!E君!Why?!

と思って、彼のデスクに行きました。

 

「あの~・・・このフォーマットのことなんだけどさ・・・」

 

すると、彼から戻ってきた返答は、

 

フォーマット、こっちの方が見やすくないですか?

 

これはまさかの無限ループ!

 

私は驚きと同時に、E氏にとってこのミッションを完成させる優先順位が低い事が否応なしにわかりました。まぁ、低くなる気持ちも分かるんですけどね。

 

ちなみに、彼とは仲は悪くはない方で、プライベートでもちょくちょく会ってたりした、気のいい人でした。嫌味も言う人間でもなく、ただひたすら営業と音楽を愛する人間。

 

なので、別に私に敵対心があるわけでもないことは分かっていました。

 

 

とりあえず、パスワード付きのガチガチフォーマットにした


ちょっと微妙なやり方だったかもしれませんが、当座はこれで行くことにしました。

 

これでセルを無理やり変えることもなくなるだろう、むははは。

 

この話を別の課の課長(女性)と話していると、

 

「わっかる~~~!!私、このパスワード機能LOVEよ!自分の思い通りに答えが返って来るもの。Yujiももっと利用するといいわ!」と、イタリアンな感じで陽気に話してくれました。(彼女はイタリア系移民)

 

ちなみに、5か月後に試しにパスワードを解除しましたが、もうセルは結合されることなく、極めてスムーズに調査票を取りまとめる事ができるようになりました。

 

いやー、よかったよかった・・・。

 

E氏、私は好きなんです


こんなE氏なんですが、話すと本当に話がうまい。

おもしろい人間なんですよ。

 

実際、E氏はたまたまこういう方面に疎かっただけで、営業的な事は最高に良いパフォーマンスを発揮していたのです。

 

彼とはこういったユニークな顛末を共有しましたが、それは私にとってネガティブな体験ではないと思っています。

逆に人間の可能性やキャパシティについて改めて認識できる良い体験でした。

オーストラリア赴任1年後の自宅より。5月~6月頃は本当に虹が良く出現します。セル結合問題が起こったのも、ちょうどこの季節でした。

 

・・・無理矢理まとめちゃうと、人間色々ということですね。

(ちなみに、どちらかというと、私もE氏よりなところが多々あるかもしれません・・・ルールに対して疑問を持ってしまうタイプの人間です)

 

特にとりとめもないお話でしたが、今日は以上です。

 


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